ASCENT-zouho2022
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数値シミュレーションの例 宇宙の物質のうち80%以上は見えない物質ダークマターです。ビッグバンで始まった膨張する宇宙の中で、ダークマターが互いの重力によって引き合って構造を作る過程を粒子シミュレーションによって計算した結果を右図に示します。左が100億年前、右が現在の姿です。銀河団サイズの構造が形成されています。 ブラックホールに回転しながら落下する物質によってできる円盤は降着円盤と呼ばれ、活動銀河中心核等のエネルギー源と考えられています。右図は連続モデルに基づく3次元シミュレーション結果で、中心に存在するブラックホールの重力に引かれてゆっくりと落下する回転円盤上下にジェットが噴出しています。計算機の中で宇宙を創って爆発させる…なんだかSFみたい宇宙構造形成シミュレーション結果(石山智明氏提供)。一辺の長さは1億光年。ブラックホール降着円盤のシミュレーション結果(五十嵐太一氏提供)ダークマターによる宇宙の大規模構造形成ブラックホール降着円盤とジェット11

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