ASCENT-zouho2022
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用語集データサイエンスデータを用いて科学的あるいは社会的に有用な知見を得ようとする科学のこと。計算機ネットワークの発達によって集積されるデータ量が膨大になり、これらを活用する新たな科学的アプローチが必要になっている。人工知能(Articial Intelligence: AI)人間特有の能力と考えられていたものが次々と計算機で実現され、当初は人工知能と言われた能力もすぐに陳腐な技術になってきた。現状では真の知能には程遠いため、機械学習と呼ぶことが多い。ニュートリノ電気を帯びていない軽い素粒子で、物質とほとんど反応せず、地球を通り抜けることもできる。これを捉えるには大量の水や氷を必要とする。ダークマター重力以外の相互作用がほとんどなく、光らない暗黒物質。宇宙の物質の80%以上を占める。ダークマターが重力によって集積することによって宇宙の大規模構造や銀河団が形成される。Society 5.0狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く社会で、計算機ネットワークを通してヒトとモノがつながり、現実空間とサイバー空間が融合して人間とロボットが共存していく社会。ディープラーニング(深層学習)人間の脳神経細胞の働きを模した多層ニューラルネットワークを用いた学習。手書き文字などの入力に応じて正しい出力が得られるように、ニューロン間の結合の強さ等を調整する。膨大な学習データを用いて学習することにより、画像認識では人間の能力を超え、ロボットが眼を獲得した。この分野を先導したカナダのJ.Hinton教授は、2018年に情報科学分野のノーベル賞ともいえるチューリング賞を受賞した。30

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